ゆとり生活社

陶磁器のある生活レポート

陶磁器のある生活レポートでは、萩焼き、備前焼き、益子焼き、有田焼き、九谷焼き、京焼き・清水焼きなどの陶磁器を紹介しています。

九谷焼き

九谷焼き

九谷焼きはぐい呑みにも使っていますが、九谷焼きと一目で分かるその色の艶やかさはすばらしく、お香をたく香炉にも使っています。

 

【九谷焼の特徴】

九谷焼の魅力は、「上絵付けを離れて九谷はない」とまでいわれる色絵装飾のすばらしさにあります。 上絵付けとは、本焼きした陶磁器の釉薬(ゆうやく)の上に顔料で紋様を描き再度焼く技法のことで、九谷焼や有田焼などに広くその技法が用いられています。
九谷焼の上絵付けの特徴は「五彩手」と呼ばれる、赤、黄、緑、紫、紺青のみごとな色彩効果と豪放優美な絵模様に表れています。そして、 九谷独特の、やや青みを帯びた素地がその落ち着いた色調で、上絵付けを一層引き立てます。

五彩にいろどられた九谷焼は、伊万里焼とも有田焼とも発色が違います。原色に近い色なのですが、絵付けの技が派手さの中に気品を加えています。

 

【九谷焼の歴史】

明暦年間(1655〜57)、加賀藩の支藩大聖寺藩の殖産興業の一環として領内の鉱山開発に着手した初代藩主前田利治が、江沼郡九谷村の金山で磁鉱が発見されたことを知り、金山の錬金術師だった後藤才次郎に色絵磁器を焼くことを命じたのが始まりといわれています。

 

 

 

 

 

 
Copyright (C) ゆとり生活社 All rights reserved.