買った株を買ったときの株価より高いときに売って、初めて利益を得たことになります。
「ゆっくり、ゆとりのある株式投資」は下落傾向の株を買い、1年以上長期保有して、株価が上昇傾向になてきたところで売ります。
その間、株が下落しても特にあせる必要はありません。
株は下がれば上がるものです。1〜2年後、購入した株価より上がっていきます。
さて、それでは、どのタイミングで売ればいいのでしょうか?
買ってから1年ぐらいは、特に株価をチェックする必要はありません。
1年ほど経って、買った株価より上がっていたら、売り時を考えます。
万が一、下がっていたら、継続して保有です。半年から1年、また待ちましょう。
最終的には、いくら利益を得たいかで決めます。もっと儲けたいのか、これくらいでいいのか。
どこまで上がるかを予測するのは困難です。どうしようかと迷った時点では少なからずとも利益はでているはずです。
「ゆっくり、ゆとりのある株式投資」は下落傾向の株を買うわけですから、
もっと儲けたい場合の目安は、下落前の時点の株価になります。
下落前の株価まで戻っていたとすれば、売り時になっています。さらに高くなるまで待つかは個々の判断にまります。
そして、決めたたら、迷わずに売ります。これで、利益確定です。
欲を出したらきりがありません。もっと上がりそうだと躊躇していたら売りそびれてしまいます。
それでは、現実はどうかというと、私の場合は、売った後の株価から分析すると、売るタイミングが早いようです。
結果として、売った後にさらに株価が上昇するケースが多いのです。
ソフトバンクとファーストリテーリングのケースは次のようになります。
■ソフトバンク
購入日:2002年08月02日、株価1,256円 × 株数100 = 125,600円
売却日:2003年10月07日、株価5,000円 × 株数100 = 500,000円
売却益:500,000円 − 125,600円 = 374,400円 (手数料、税金は計算に含んでいません)
■ファーストリテーリング
購入日:2002年06月21日、株価2,550円 × 株数100 = 255,000円
売却日:2003年11月04日、株価6,950円 × 株数100 = 695,000円
売却益:695,000円 − 255,000円 = 440,000円 (手数料、税金は計算に含んでいません)
その後、2社とも2005年には100万円(株価×100株)を超えました。欲を言ったらきりがありません。
1年程度の保有で2社合わせて購入価格の2倍以上、80万くらい儲かったわけですから、私としてはこれで十分です。
株式投資を始めようと思っている方、株式投資でなかなか利益が上がらない方を対象に、「ゆっくり、ゆとりのある株式投資」をコンセプトに情報を提供しています。